3月はどれくらい混む?特徴をわかりやすく解説

3月は、一年の中でも新幹線の利用者が大幅に増える時期です。春休み・卒業旅行・引っ越し・帰省・年度末の移動が重なり、自由席・指定席ともに混雑が目立ちます。特に後半に向かうほど利用が増え、月末は繁忙期のピークを迎えます。
旅行客・学生・ビジネス利用が入り混じるため、時間帯によって混雑の波が大きいのも特徴。3月の動きを把握しておくと、快適に移動できます。
2026年3月|混雑のピークはいつ?日にち別に解説

3月1〜10日:卒業旅行のピーク・やや混雑
大学生の卒業旅行が本格化し、平日でも利用者が増えます。特に東京〜名古屋〜大阪間は昼〜夕方の下りが混みやすい時期です。
3月11〜19日:引っ越し・異動準備で混む
転勤・異動の準備が始まる時期で、荷物を持った移動が増えます。ビジネス利用と学生旅行が重なるため、自由席の競争率が上がるタイミングです。
3月20〜24日:春分の日+土日(最も混む)
2026年は3月20日が春分の日で三連休になります。
- 卒業旅行ピーク
- 家族旅行の増加
- 帰省ラッシュ
この連休は3月で最も混雑します。特に上り(地方 → 東京)は連休最終日にピークを迎えます。
3月25〜31日:春休みフルシーズンで年間トップレベルの混雑
この時期は全学年が春休みに突入し、学生旅行・家族旅行・帰省が一気に増える“超繁忙期”です。自由席は早朝から並ぶ必要があるほど埋まりやすく、指定席は1週間以上前に満席になることもあります。
路線別|3月に混雑しやすい新幹線の特徴

東海道新幹線(東京〜新大阪)
3月は年間でもトップクラスの混雑路線になります。旅行・出張・帰省が全て重なるため、朝と夕方はほぼ毎日混みます。とくに「のぞみ」の指定席は予約が取りにくく、自由席は立ち客が出るほど混雑します。
東北・北海道新幹線
家族旅行・帰省・観光客が増加し、3月は利用者が急増します。特に後半(3/20以降)は、自由席の競争率が高く、1本待ちになることもあります。
上越・北陸新幹線
春スキー客・卒業旅行・温泉旅行が重なり、週末を中心に混雑します。北陸方面は観光需要が強く、3月の指定席は取りづらい傾向があります。
山陽・九州新幹線
春休み旅行と帰省需要が増加。博多・鹿児島方面は連休中に大幅に混みます。平日昼間は比較的空いていますが、夕方の下りは混みやすいです。
3月に自由席で座るためのコツ

40分前に並ぶのが理想
春休み中の自由席は、通常の時期よりも列ができるスピードが圧倒的に早く、発車30〜40分前に到着しても前の方に並べないことが珍しくありません。とくに3月25日以降は利用者が一気に増えるため、40〜60分前にはホームに到着しておく のが理想的です。また、人気時間帯(朝の下り/夕方の上り)は、70分前から並ぶ人もいるため、早めの行動が“座れるかどうか”の分かれ目になります。荷物が多い人・子連れ・長距離移動の人ほど、早めに並んで確実に席を確保する価値があります。
混む号車を避ける
- 混雑:1〜3号車(東京側)
- 比較的空く:4〜5号車
階段・エスカレーター周辺は人が集まりやすく、待機列が密集するため、ホームの端まで移動したほうが座れる確率は上がります。
特に春休み後半は普段以上に動線が混雑するため、「距離がある=空いている」というパターンになりやすく、ホーム端の4〜5号車は狙い目です。駅によっては7号車付近が比較的空いていることもあるため、慣れていない駅では案内看板をチェックして動くとさらに効率的です。
次発列車を狙う
「のぞみ」「はやぶさ」などの最速タイプは集中して混むため、先発列車より次発を狙うほうが座れる確率が高い です。特に春休み期間は、指定席が満席になると自由席に人が溢れるため、1本後の列車に切り替えるだけでも混雑度が大きく下がる傾向があります。
また、ダイヤの乱れが出やすい時期でもあるため、遅延や車両変更の影響で“次発のほうが空く”という逆転現象も起きます。リアルタイムで運行状況を確認しながら柔軟に判断するのがポイントです。
子連れは車両端が快適
デッキに近い車両端は、子どもがぐずったときにすぐ移動できるためストレスが少なく、春休みの混雑期でも安心して乗車できます。ベビーカーや大きめの荷物を持っている場合も、ドア付近のスペースが使いやすく便利です。
また、車内販売が来るルートやトイレの位置なども考慮すると、子連れの快適度はさらに上がります。旅行の長時間移動では、座席位置によって過ごしやすさが大きく変わるため、車両端を積極的に選ぶのがおすすめです。
リアルタイム混雑をチェック(内部リンク)
自由席の混雑状況を事前に把握したい方は、
「新幹線自由席の混雑をリアルタイム確認する方法」 も参考になります。
→ https://usefulknowledg.com/1317.html
3月の混雑を避けたい人向けの対策

指定席は早めに予約
3月後半は特に混雑し、旅行・帰省・卒業関連の移動が重なります。指定席は 1〜2週間前 でも埋まってしまうことがあるため、できれば 2〜3週間前の確保が理想 です。
特に週末・連休・春休み期間は、乗りたい時間帯がすぐ満席になるため、早めの計画が混雑回避につながります。また、グリーン車やプレミアム席は割引が適用されるケースもあるため、少し値段の高い席を検討することで予約が取りやすくなることもあります。
スマートEXで空席をこまめに確認
直前キャンセルは思った以上に多く、乗車当日の朝〜出発直前でも空席が復活 することがあります。スマートEXでは空席状況がリアルタイム更新されるため、数分おきにチェックすると意外な時間帯に席が確保できることも。
また、時間を少しずらすだけで混雑が減る場合もあるため、こまめな更新と柔軟な時間変更は大きな味方になります。購入後も手数料無料で変更ができるため、まずは“仮確保”して状況を見ながら調整するのもおすすめです。
こだま・やまびこ・あさま等で空きを狙う
最速タイプ(のぞみ・はやぶさ・かがやき等)は常に混雑しやすく、特に3月後半は満席続きになります。そのため、準速達タイプのこだま・やまびこ・あさま を狙うと座れる確率が大幅に上がります。所要時間は数十分程度増えるものの、座って移動できる快適さを考えれば十分メリットがあります。また、途中駅で乗客の入れ替わりが多いタイプの列車は、タイミング次第で席が空くことも多く、混雑期の賢い選択肢となります。
よくある質問(FAQ)

Q. 3月で一番混む日は?
→ 春分の日を含む三連休(3/20〜22) と 3月25〜31日 が最ピークです。これらの日程は、学生の卒業旅行、家族旅行、引っ越しシーズンが完全に重なるため、自由席・指定席ともに混雑が極端に増えます。特に下りは午前〜午後、上りは夕方に混雑が集中する傾向があります。また、早朝の便も旅行客が増えるため、普段より混みやすくなります。
Q. 平日は座りやすい?
→ 3月前半(1〜10日)は比較的座りやすく、ビジネス利用中心の時間帯なら空いていることもあります。ただし3月中旬〜後半(15日以降)は春休み旅行が本格化し、平日でも週末並みに混む日が増える ため注意が必要です。特に月曜朝・金曜夕方は混雑が強まります。
Q. 卒業旅行と重なる日は混む?
→ はい。3月1〜15日は大学生の卒業旅行シーズンで、下り(東京→名古屋→大阪)中心に混雑 します。昼〜夕方は団体利用が増えるため、自由席の列が長くなりやすいです。3月中旬は高校生の移動も増えるため、普段以上に混雑します。
Q. 子連れはどの時間帯が空きやすい?
→ 午後〜夕方の便が比較的落ち着いています。ただし春休み終盤(3/25〜31)はどの時間帯も混雑度が高まるため、余裕を持った行動が大切です。午前10〜12時台は混みやすく、14〜17時台はやや空きやすい傾向 があります。
まとめ:3月は春休み・連休で大混雑!早めの計画で快適に

- 春休み後半(3/25〜31)は年間トップレベルの混雑
- 三連休もピーク
- 自由席は40〜60分前に並ぶと安心
- 指定席は早めの予約が必須
3月の混雑傾向を知っておくと、快適さが大きく変わります。旅行・帰省・引っ越しなどの予定がある方は、ぜひ参考にしてください!
