ドラゴンボールに登場する七つの珠、特に最後の七番目の珠の漢字とその正しい発音についてご紹介します。
また、なぜ二番目の珠が「アルシンチュウ」ではなく「リャンシンチュウ」と発音されるのかその理由を解説します。
【ドラゴンボール】1から7までの神秘的な珠:それぞれの名前と起源について(漢字と発音)
ドラゴンボールに登場する7つの珠、それぞれの名称とピンインによる発音方法を詳しく解説します:
- 一星球(イーシンチュウ):Yī xīng qiú
- 二星球(リャンシンチュウ):liǎng xīng qiú
- 三星球(サンシンチュウ):Sān xīng qiú
- 四星球(スーシンチュウ):Sì xīng qiú
- 五星球(ウーシンチュウ):Wǔ xīng qiú
- 六星球(リュウシンチュウ):Liù xīng qiú
- 七星球(チーシンチュウ):Qīxīng qiú
【速見表】 左から珠の名称、カタカナでの発音、そして右にピンイン(中国語の発音記号)を記載しています。
ドラゴンボールの珠の名前は次の通りです:
- 一星球(イーシンチュウ)
- 二星球(リャンシンチュウ)
- 三星球(サンシンチュウ)
- 四星球(スーシンチュウ)
- 五星球(ウーシンチュウ)
- 六星球(リュウシンチュウ)
- 七星球(チーシンチュウ)
【起源】 これらの珠の名前は、星を意味する「シン」と、珠を意味する「チュウ」という中国語の単語に由来しています。
もし8個目の珠があれば、「バーシンチュウ」と呼ばれることになるでしょう。これは、中国語で数字の8を「バー(Bā)」と発音するためです。
麻雀では数字の8を「パー」と言うため、カタカナでは「パーシンチュウ」と表記するのが適切かもしれません。
【ドラゴンボールの珠の名前の元ネタ】 「南総里見八犬伝」に出てくる伏姫(ふせひめ)が持っていた8つの珠がモデルとされています。
作者の鳥山明氏は「同じ数では面白くないので、7個にした」と述べています。
【ドラゴンボール解析】二星球、初期のアルシンチュウから現在のリャンシンチュウへ
ドラゴンボールに登場する二星球は、かつて「アルシンチュウ」と呼ばれることもありましたが、現在は「リャンシンチュウ」として知られています。
中国語で「二」を表す言葉には「アル(アー)」という発音が使われることもあります。
たとえば、「イーアルサンスー」という表現を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、これは一般的ではない表現です。
【数の表現方法一覧】
- 中国語での数え方:イー、アル
- 日本語での数え方:ひとつ、ふたつ
- 漢字が伴う場合:イー、リャン(例:1個、2個)
通常、中国語では数に漢字が伴う場合「イーリャンサンスー」と表現されます。
【麻雀の数え方:イーリャンサンスー】
- 二萬(リャンワン)
- 二筒(リャンピン)
- 二索(リャンソー)
麻雀では、二の数を「リャン」と読むのが一般的で、「アルワン」、「アルピン」、「アルソー」とは言いません。
この読み方の違いが、二星球が「アルシンチュウ」ではなく「リャンシンチュウ」と呼ばれるようになった一因です。
日本語でも、漢字が伴う場合、数の読み方が変わることがあります。例えば、「1個はいっこ、2個はにこ」となります。
二星球の初期の名前に関する誤解について、鳥山明氏が設定を忘れたわけではなく、ギャンブルと関連づけたくなかった意図がありました。
他の多くの漫画やアニメがギャンブルと結びつけられている中、鳥山氏は子供向けの作品にそうした要素を持ち込むことを避けたかったのです。
そのため、ドラゴンボールはパチンコやスロットとのタイアップを一切行っていません。
子供たちがドラゴンボールの名前を覚える際、麻雀の読み方と混同しないようにするための配慮でした。
これには敬意を表し、さらなる追求を控えるべきです。
【まとめ】
ドラゴンボールに登場する1から7までの神秘的な珠の名称、漢字表記、およびピンインによる発音方法について解説しました。
各珠は、一星球(イーシンチュウ)、二星球(リャンシンチュウ)、三星球(サンシンチュウ)、四星球(スーシンチュウ)、五星球(ウーシンチュウ)、六星球(リュウシンチュウ)、七星球(チーシンチュウ)と命名されています。
これらの名称は、中国語の「星」を意味する「シン」と「球」を意味する「チュウ」から派生しています。
特に、二星球については、初期には「アルシンチュウ」と呼ばれることもありましたが、現在は「リャンシンチュウ」が一般的です。
これは、中国語での数の発音が場合によって異なるためであり、例えば、「イーアルサンスー」という表現は一般的ではなく、通常は「イーリャンサンスー」と表現されます。
この表記の違いは、数字の後に漢字が来る場合の読み方が変わるためであり、これが日本語の「1個はいっこ、2個はにこ」という読み方の変化と似ています。
さらに、記事ではドラゴンボールの珠の名前の元ネタが「南総里見八犬伝」に登場する伏姫が持っていた8つの珠に由来することが説明されています。
作者の鳥山明は、同じ8個では面白くないと感じ、7個に設定しました。
また、ドラゴンボールの物語やキャラクターにギャンブル要素を結びつけたくなかった鳥山明の意向が強調されており、ドラゴンボールはパチンコやスロットとのタイアップを一切行っていないことが述べられています。
これは、子供たちがギャンブルと漫画の名前を混同しないよう配慮された結果です。
全体を通して、ドラゴンボールに関連する名前の選定や表記には深い考察と文化的背景が反映されていることが明らかにされています。