家庭で使われるエアーサーキュレーターは、その強力な直進風と可動式の特徴で大変便利です。
ですが、時折この便利な機器から不快な音がすることがあります。
この記事では、そんな異音がする場合の原因とその対処法をご紹介します。
異音のタイプ、それぞれの原因、そして対策方法を以下にまとめています。
異音のタイプ | 原因 | 対策方法 |
キュルキュル | グリスが足りない | グリスを足す |
キュルキュル | ネジが緩んでいる | ネジを締め直す |
キュルキュル | ベアリングの摩耗 | ベアリングを交換する |
カタカタ | 部品が緩んでいる | 部品をしっかり締める |
カタカタ | 部品が壊れている | 部品を交換する |
一部の修理は自宅で行うことができるので、修理業者に依頼する前に自分で試してみることもおすすめです。
それでは、具体的な修理方法について詳しく説明していきましょう。
エアサーキュレーターから奇妙な音が!原因と解決策を音の種類別に詳解
エアサーキュレーターが発する異音の原因とそれに対する具体的な対処方法を、音の種類ごとに詳しく説明します。
「キュルキュル」という音の原因とその解決方法
エアサーキュレーターから「キュルキュル」という音が聞こえた場合の原因と解決方法は次のようになります。
- グリス不足:適切なグリスを追加して潤滑を保つ
- ネジの緩み:ネジを確認し、必要に応じてしっかりと締め直す
- ベアリングの劣化:ベアリングを交換する、または機器の本体を新品に置き換える
これらの対策を行うことで、エアサーキュレーターからの異音を解消することが可能です。
潤滑油の補充
エアサーキュレーターの羽根根元部分の潤滑油が不足すると、キュルキュルという音がすることがあります。
潤滑油は、羽根の動きをスムーズにするために最初に塗られるものですが、使用するうちに減少します。
そのため、定期的に補充が必要です。潤滑油はオンラインショップや近隣のホームセンターで簡単に手に入ります。
キュルキュルという音がした場合は、羽根を取り外し、軸部に新しい潤滑油を塗ることをおすすめします。
ネジの締め直し
エアサーキュレーターがキュルキュルと音を立てるもう一つの原因はネジの緩みです。
羽根の取り付け部分のネジが緩んでいると、不快な音が生じやすくなります。
この問題を解決するには、羽根の根元にあるネジをチェックし、必要に応じてしっかりと締め直すことが有効です。
これにより羽根の安定性が保たれ、異音が解消されることが期待されます。
ベアリングの交換と本体の更新
エアサーキュレーターから聞こえるキュルキュルという音の原因の一つに、ベアリングの劣化があります。
ベアリングは羽根がスムーズに回転するのを助ける重要な部品で、装置の軸部に設置されています。
ベアリングが老朽化すると、摩擦が増えて異音が生じることがあります。
古くなったベアリングを新品に交換することで、通常はこの音を消すことができます。
しかし、ベアリングの交換は専門的な技術を要するため、プロの修理業者に依頼するのが最適です。
修理費用が高くつく場合は、新しいエアサーキュレーターへの買い替えも検討すると良いでしょう。
カタカタ音がする原因とその対処方法
エアサーキュレーターがカタカタと音を発する場合の原因とその対処法について説明します。
カタカタと鳴る主な原因は以下の二点です。
1. 羽根を軸に固定する部品の緩み
2. 羽根の軸と接触する部品の破損や緩み
これらの問題は、部品の緩みを調整することで解決されることが多いです。
羽根を軸に固定する部品の緩みの修正
エアサーキュレーターがカタカタと音を出す場合、羽根を固定している部品が緩んでいる可能性があります。
この部品は掃除の際に外すこともあるため、意図せず緩んでしまうことがあります。
音が発生した際には、この部品を点検し、必要があればしっかりと締め直すことをお勧めします。
羽根の軸と接触する部品の修理や本体交換
エアサーキュレーターからカタカタと音がする場合、それは羽根の軸と接触する部品が適切に固定されていない、または破損している可能性があります。
カタカタ音の主な原因は、羽根の軸に接触する部品が緩んでいることです。
この問題は、該当する部品をしっかりと締め直すことで解決可能です。
もし部品が破損している場合、軽微な損傷であれば修理を試みることが推奨されます。
ただし、安全を最優先に考え、修理を行うことが大切です。
修理が困難な場合や安全に関して問題があると判断される場合は、新しいエアサーキュレーター本体への交換を検討することをお勧めします。
【まとめ】エアサーキュレーターの異音対策:原因と解決策一覧
エアサーキュレーターから発生するキュルキュルやカタカタといった異音の一般的な原因と対応策をまとめました。
キュルキュル音の主な原因と解決方法は以下の通りです。
- 潤滑油の不足:潤滑油を追加する
- ネジの緩み:ネジをしっかりと締める
- ベアリングの摩耗:ベアリングを交換する、または機器本体を新しくする
カタカタ音の主な原因と解決方法
- 羽根を固定する部品の緩み:緩みを修正する
- 羽根の軸と接触する部品の破損や緩み:緩みを修正するか、本体を新しく交換する
サーキュレーターは、湿気の多い梅雨時期や、冬の室内干し、エアコン使用時の空気循環に特に活躍します。
これらの時期には長時間稼働が増えるため、特に注意が必要です。
異音が発生した場合は、この記事の情報を参考にして、適切な対応を行うことが大切です。