みなさん、かっぱえびせんが今年で60周年を迎えることをご存知ですか?
この長く愛され続けているスナックは、未だに多くの人々に親しまれています。
一度食べ始めると止まらないおいしさが魅力です。
この記事では、かっぱえびせんの興味深い由来やその歴史にスポットを当て、日々の生活に密接に関連するこのスナックに隠された新しい事実を探ります。
漫画からインスピレーション?「かっぱえびせん」の意外なエピソード
先日、あまり知られていない「かっぱえびせん」の興味深い背景について耳にしました。
その話の魅力に引き込まれ、ここでその詳細をみなさんにも共有したいと思います。
特に以下の5つの点が驚きでした。
2. このスナックはもともと「小麦あられ」が原型です。
3. 使われているエビは、刺身としても楽しめる品質のものです。
4. かっぱえびせん一枚には、常に約10本の斜めの筋が入っています。
5. エビは頭から尾まで、何も無駄にしないで全て利用されています。
「かっぱえびせん」はみなさんも一度は食べたことがあるでしょうか?
「かっぱえびせん」といえば、そのキャッチフレーズ「やめられない、とまらない♪」が有名ですよね。
ただ、この「かっぱ」という名前には、予想外の由来が隠されているのです。
「かっぱえびせん」の名前の秘密
このスナックの名前「かっぱ」は、昭和20年代に非常に人気があった「かっぱ天国」という漫画に由来しています。
漫画家の清水崑さんによって描かれたこの作品の人気にちなんで名付けられました。
最初の商品「かっぱあられ」は、パッケージにかっぱのイラストが描かれていました。
この由来を知ると、多くの人が想像するかっぱとエビの直接的な関連とは異なり、より創造的な背景があることに驚かされます。
「かっぱえびせん」の起源と開発物語
1964年に誕生した「かっぱえびせん」は、食糧不足が続いていた日本で生まれました。
カルビーの創業者である松尾孝氏は、「美味しくて、体のためになって満足感を持続させるスナックを提供したい」という願いからこの商品を開発しました。
実は「かっぱえびせん」は「かっぱ」ブランドの最後の製品であり、27番目の商品です。
シリーズの名前を受け継いでいるものの、パッケージにはかっぱのイラストは含まれていません。
このスナックの開発のきっかけは、松尾氏が瀬戸内海でエビを干している光景を目にし、幼い頃に母親が作った手作りのえびの天ぷらの美味しさを再現したいと考えたからです。
このような温かいエピソードが背景にあります。
刺身品質のエビの全面活用
「かっぱえびせん」で使用されているエビは、刺身としても食べられるほどの品質を誇ります。
エビは頭から尾まで全てを使用し、通常捨てられる部分まで活用しています。
また、このスナックには特徴的な斜めの筋が施されています。
この筋は1枚につき約10本入っており、塩の配分を最適化し、独特の風味を引き出しています。
油で揚げない、新しい形のヘルシースナック
「かっぱえびせん」は一般的なスナックと異なり、揚げずに煎る製法で作られています。
この方法が特有のサクサクとした食感を生み出し、食べ応えがあります。
製造の最終段階で少量の油を吹きかけることにより、滑らかでやさしい口当たりと柔らかな食感を実現しています。
多彩なフレーバー展開
「かっぱえびせん」は、そのフレーバーの多様性でも知られています。
1986年には「フレンチサラダ味」が初めてのフレーバーバリエーションとして登場しました。
この新しい味は、天ぷらに柑橘類の果汁をかけるというアイデアから着想を得ています。
現在では季節ごとにさまざまな限定フレーバーが市場に出されており、フレンチサラダ味のほかにのりしお味、北海道チーズ味、梅味などが楽しめます。
また、60周年を記念して、「紀州の梅焼きのり風味」がファン投票により復活フレーバーとして選ばれ、再販される予定です。
進化し続ける「かっぱえびせん」
「かっぱえびせん」は60年の歴史を通じて、基本の製法は保ちつつも時代ごとに革新を重ねてきました。
普段何気なく楽しんでいるスナックですが、その製造には深い愛情と創意工夫が込められており、その魅力を知れば知るほど愛着がわいてくるでしょう。
おわりに
「かっぱえびせん」に関する特別な思い出が、皆さんにもきっとあることでしょう。
私自身、家族がリビングに集まり、テレビを見ながらこのスナックを楽しんでいた時間が、とても大切な記憶として心に残っています。
みんなこのお菓子が大好きで、新しいパッケージを開けた瞬間の香りや、最後の一片を取り合う楽しいひとときが懐かしく思い出されます。
ぜひ、皆さんも改めて「かっぱえびせん」を手にとって、その味や香り、特有の食感をじっくり味わってみてください。新しい発見があるかもしれません。